髪に塗る日焼け止めを選ぶなら、ベタつきにくく広範囲へ均一につけやすい髪対応のUVスプレー・UVミストがおすすめです。顔や体用のクリームを髪へ直接塗ると、白残りや束感の原因になるため避けましょう。
・総合力と屋外レジャー重視:アネッサ
・大容量で家族と使いたい:紫外線予報
・香りも楽しみたい:ミーファ
・髪だけでなく頭皮にも使いたい:サンカット
・ノンガスで持ち歩きたい:ビオレUV
本記事では、メーカーが髪への使用を案内している5商品を比較し、使用場面や香り、容量、頭皮への使用可否から選び方を解説します。最初におすすめ商品を確認したい人は、比較表から自分に合う1本を見つけてください。☀️
髪に塗る日焼け止めはスプレー・ミストがおすすめ

結論からいうと、髪にも使用できる日焼け止めを正しく塗れば、紫外線による乾燥やパサつき、色あせなどを防ぎやすくなります。
一方で、顔や体に使う乳液・ジェル・クリームタイプの日焼け止めを髪へ直接塗るのは、基本的にはおすすめできません。油分によって髪がベタついたり、髪同士が束になったり、白い粉が残ったように見えたりする可能性があるためです。
髪へ使う場合は、商品のパッケージに「髪にも使える」「顔・体・髪用」などと記載されたUVスプレーやUVミストを選びましょう。
髪は皮膚のように赤く炎症を起こすわけではありませんが、紫外線を浴びることで内部のタンパク質や表面のキューティクルが損傷します。そのため、一般的に使われる「髪が日焼けする」という言葉は、髪が紫外線によるダメージを受けた状態を指します。
髪に日焼け止めを使ったほうがよい理由

紫外線を浴び続けた髪には、見た目や手触りの変化が現れます。紫外線によって毛髪を構成するアミノ酸が酸化し、ケラチンタンパク質が損傷することが一因です。
紫外線による髪と頭皮への主な影響を、次の表にまとめました。
| 紫外線による影響 | 髪や頭皮に起こりやすい変化 | 気づきやすいサイン |
|---|---|---|
| キューティクルの損傷 | 髪表面が乱れて水分が逃げやすくなる | パサつく、指通りが悪い |
| 毛髪内部の損傷 | 強度や柔軟性が低下する | 切れ毛や枝毛が増える |
| メラニン色素の分解 | 髪の色や光沢が変化する | 赤茶色に見える、ツヤがなくなる |
| 染料への影響 | ヘアカラーが退色しやすくなる | 染めた色が早く抜ける |
| 頭皮の乾燥 | 頭皮のバリア機能が乱れる | 乾燥、かゆみ、フケ |
| 頭皮の日焼け | 分け目やつむじに炎症が起こる | 赤み、ヒリつき、皮むけ |
髪は一度大きく傷むと、皮膚のように自ら元の状態へ修復できません。トリートメントによって手触りを整えることはできますが、受けた損傷を完全に元へ戻すことは難しいため、紫外線を浴びる前の予防が重要です。
参考:デミ コスメティクス「紫外線と毛髪について」
髪に塗る日焼け止めを選ぶ前の注意点

顔や体用の日焼け止めは、メーカーが髪への使用を認めている商品に限って使用できます。「髪にも使える」という表示がない商品を、自己判断で髪全体へ塗ることは避けましょう。
特にクリームやジェルを髪へ直接伸ばすと、次のような問題が起こる可能性があります。
・油分で髪がベタつき、洗っていないように見える
・日焼け止めが均一に広がらず、塗りムラができる
・白浮きしてフケのように見える
・整髪料と混ざって髪が固まる
・シャンプーで落としにくくなる
・頭皮につくことで、かゆみや刺激を感じる場合がある
分け目や生え際など、皮膚が露出している部分には、顔用の日焼け止めを使える場合があります。ただし、少量を指先に取り、頭皮の露出部分へ薄くなじませる方法が基本です。
髪の根元へ大量につけるのではなく、商品の使用可能部位と注意事項を必ず確認してください。赤みやかゆみが出た場合は使用を中止して洗い流し、症状が続く場合は皮膚科へ相談しましょう。
髪に塗るおすすめの日焼け止め5選を一覧表で比較

髪用の日焼け止めを選ぶときは、髪や頭皮への使用可否、スプレーの種類、耐水性、香りなどを確認しましょう。
ここでは、2026年7月時点でメーカー公式サイトから髪への使用を確認できる商品を5つ紹介します。
| 商品名 | SPF・PA | タイプ | 使用部位 | 特徴 | 商品ページ |
|---|---|---|---|---|---|
| アネッサ パーフェクトUV スキンケアスプレー NA | SPF50+ PA++++ | エアゾール | 顔・体・髪 | 屋外レジャーにも使いやすい | |
| 紫外線予報 透明UVスプレーF | SPF50+ PA++++ | エアゾール | 顔・体・髪 | 150gの大容量で家族でも使いやすい | |
| ミーファ フレグランスUVスプレー | SPF50+ PA++++ | エアゾール | 髪・肌 | 香りの種類が豊富 | |
| サンカット プロテクトUV スプレー | SPF50+ PA++++ | エアゾール | 顔・体・髪・頭皮 | 速乾性と軽い使用感が特徴 | |
| ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト | SPF50 PA++++ | ノンガスミスト | 顔・体・髪 | ガス抜き不要で持ち歩きやすい |
SPFとPAは皮膚に対する紫外線防止効果を示す指標であり、毛髪への効果を直接数値化したものではありません。数値だけではなく、髪への使用可否や使いやすさも含めて選びましょう。
髪に塗るおすすめの日焼け止め5選

1.アネッサ パーフェクトUV スキンケアスプレー NA
アネッサ パーフェクトUV スキンケアスプレー NAは、顔・体だけでなく髪にも使えるスプレータイプの日焼け止めです。
SPF50+・PA++++で、通勤や買い物からスポーツ、屋外レジャーまで幅広い場面で使えます。汗や水に触れる機会が多い日にも選びやすい商品です。
きめ細かなミスト状で広がり、髪の表面や毛先など、手で日焼け止めを塗りにくい部分にも使用できます。60gと比較的コンパクトなので、バッグへ入れて外出先で塗り直したい人にも向いています。
顔に使う場合は、メーカーが案内する方法に従い、直接噴射せず手のひらへ出してからなじませましょう。
・髪から体まで1本で紫外線対策をしたい人
・外出先でこまめに塗り直したい人
2.紫外線予報 透明UVスプレーF
紫外線予報 透明UVスプレーFは、髪からつま先まで全身へ使用できる透明タイプのUVスプレーです。
SPF50+・PA++++に加えてUV耐水性★★を備えており、普段の外出だけでなく、海やプールなど水に触れる場面にも使いやすくなっています。
150gの大容量なので、髪だけではなく、首や背中、腕、脚などへ一度に使用したい人にも向いています。重ねても白くなりにくい透明タイプで、家族で共有しやすいことも特徴です。
一方で、持ち歩くにはやや大きいため、自宅での外出前用として使用し、携帯用の商品と使い分ける方法もあります。シーズン限定商品なので、時期によっては取り扱いがない場合があります。
・家族で使用できる大容量タイプを探している人
・海やプールで使いやすい商品を選びたい人
3.ミーファ フレグランスUVスプレー
ミーファ フレグランスUVスプレーは、髪と肌のUVケアをしながら香りも楽しめる商品です。
SPF50+・PA++++で、無香料タイプのクリアを含む複数の香りから選べます。ヘアフレグランスのような感覚で使えるため、日焼け止め特有の香りが気になる人にも選択肢になります。
香りの種類によって配合されている保湿成分が異なることも特徴です。髪の紫外線対策に加えて、香りや使用時の気分を重視したい人に向いています。
香水や柔軟剤との香りの重なりが気になる場合は、無香料のクリアを選ぶと使いやすいでしょう。香りの感じ方には個人差があるため、可能であれば美容室や取扱店で確認してから選ぶのがおすすめです。
・ヘアフレグランス感覚で使いたい人
・無香料を含む豊富な種類から選びたい人
4.サンカット プロテクトUV スプレー
サンカット プロテクトUV スプレーは、顔・体・髪・頭皮へ使用できる速乾透明タイプの日焼け止めです。
SPF50+・PA++++、UV耐水性★で、軽くさらさらとした使用感を特徴としています。髪だけでなく頭皮にも使用できることが公式サイトで明記されているため、分け目やつむじの日焼けが気になる人にも選びやすい商品です。
逆さにしても使用できるため、後頭部や背中など、手が届きにくい場所の紫外線対策にも便利です。髪や頭皮から10~15cmほど離してスプレーし、ムラにならないように使用します。
顔への直接噴射はできないため、顔に使う場合は一度手のひらへ出してから少量ずつ伸ばしてください。
・髪だけでなく頭皮にも使いたい人
・ドラッグストアなどで購入しやすい商品を探している人
5.ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト
ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミストは、髪にも使えるノンガスタイプの日焼け止めミストです。
SPF50・PA++++で、顔や体、髪の紫外線対策に使用できます。エアゾールガスを使用していないため、使用前に缶を振る必要がなく、廃棄時のガス抜きも必要ありません。
逆さでも使用できるので、髪の表面や毛先、首の後ろにも吹きつけやすくなっています。コンパクトな容器で、通勤・通学や旅行などへ持ち歩きたい人にも便利です。
スーパーウォータープルーフですが、タオルで拭いた後や汗を多くかいた後は塗り直しましょう。フレッシュシトラスの香りがあるため、無香料を希望する人は香りを確認してから選んでください。
・外出先で手軽に塗り直したい人
・髪、顔、体を1本でケアしたい人
髪に塗る日焼け止めの選び方5つ

髪や頭皮への使用可否を確認する
最初に確認したいのが、「髪に使えるか」「頭皮にも使えるか」という点です。
髪への使用が認められていても、頭皮への使用は案内されていない商品があります。分け目やつむじにも使いたい場合は、髪だけでなく頭皮にも使用できる商品を選びましょう。
使用する場面に合わせて選ぶ
通勤や買い物などの日常生活と、海や屋外スポーツでは、紫外線を浴びる時間や汗・水への接触が異なります。
普段使いでは軽さや落としやすさを重視し、海やプールでは耐水性や塗り直しやすさを確認しましょう。
ベタつきにくさで選ぶ
髪用の日焼け止めは、使用量が多すぎたり、髪との距離が近すぎたりするとベタつくことがあります。
髪が細い人や根元がつぶれやすい人は、速乾性があり、さらさらとした仕上がりの商品がおすすめです。
香りの有無で選ぶ
UVスプレーには、シトラス系やフローラル系などの香りがついている商品があります。
香りを楽しみたい場合はフレグランスタイプ、職場や飲食店で使用する場合や香水と併用する場合は無香料タイプが使いやすいでしょう。
携帯しやすさと容量で選ぶ
自宅で髪と全身へ使用するなら、大容量の商品が便利です。外出先で塗り直す場合は、バッグへ入れやすいコンパクトサイズが適しています。
自宅用と携帯用を分けると、使用量を控えすぎず、外出先でも塗り直しやすくなります。
髪用の日焼け止めをムラなく塗る方法

髪用UVスプレーは、ヘアセットを済ませた後の仕上げとして使用すると、髪全体へ広げやすくなります。
基本的な使用手順は次のとおりです。
・髪を乾かし、ブラッシングして絡まりを取る
・ヘアオイルや整髪料を髪になじませる
・スプレー缶を商品表示に従ってよく振る
・メーカーが指定する距離まで髪から離す
・頭頂部、分け目、髪の表面、毛先へ均等に吹きつける
・必要に応じて手ぐしやブラシで軽くなじませる
髪の近くから一部分へ大量に吹きつけると、ベタつきや白残りが起こりやすくなります。商品の説明に指定された距離と使用量を守りましょう。
エアゾールタイプを顔へ直接噴射できない商品もあります。目や口を閉じ、吸い込まないように注意し、換気のよい場所で使用してください。火気の近くや高温になる車内での使用・保管も避けましょう。
髪の日焼け止めは何時間おきに塗り直す?

髪用の日焼け止めは、朝に一度使用すれば、一日中同じ状態が続くとは限りません。汗や湿気、摩擦、ブラッシングによって付着した成分が落ちるため、商品の説明に従って塗り直しましょう。
一般的には2~3時間おきを塗り直しの目安として案内しているメーカーがあります。ただし、すべての商品に共通する時間ではありません。
特に次のような場合は、早めの塗り直しが必要です。
・長時間屋外で過ごしている
・汗を多くかいた
・タオルで髪や頭皮を拭いた
・帽子を着脱して髪がこすれた
・海やプールで髪が濡れた
・強い日差しの下でスポーツをしている
塗り直す際は、汗や水分をタオルで優しく押さえ、髪をある程度乾かしてから使用します。濡れた髪へ大量に吹きつけるとムラになりやすいため注意しましょう。
髪が焼けないようにする7つの紫外線対策

髪を紫外線から守るには、日焼け止めだけに頼らず、物理的に日光を遮る対策を組み合わせることが効果的です。
・髪にも使えるUVスプレーを外出前に使用する
・UVカット加工が施された帽子をかぶる
・UVカット率や遮光率を確認して日傘を選ぶ
・日差しの強い時間帯の長時間外出を避ける
・髪が長い場合は結んで紫外線を受ける面積を減らす
・分け目を定期的に変えて同じ場所への集中を防ぐ
・海やプールでは濡れた髪を放置しない
薄い雲が出ている日でも紫外線は地上へ届きます。環境省の紫外線環境保健マニュアルでは、薄い雲の場合は紫外線の80%以上が通過するとされています。
「曇っているから日焼け止めは必要ない」と判断せず、春から秋を中心に習慣として対策しましょう。
海やプールでは髪の紫外線ダメージに注意

海水浴やプールでは、髪が濡れた状態で強い紫外線を浴びるため、普段の外出よりも念入りな対策が必要です。
濡れた毛髪が紫外線を浴びると、毛髪を傷めるシステイン酸の生成が進み、乾燥や強度低下などのダメージが大きくなる可能性があります。海では海水による塩分、プールでは塩素などの影響も加わります。
海やプールへ行く日は、次の流れでケアしましょう。
・出かける前に髪へ使用できるUVケア商品をつける
・帽子やラッシュガードで日光を遮る
・水から上がったら真水で髪をすすぐ
・タオルでこすらず、水分を優しく押さえる
・帰宅後はシャンプーで汚れを落とす
・トリートメントで油分と潤いを補う
UV耐水性は、皮膚へ塗った日焼け止めが水に触れたときの効果を示す表示です。髪への効果や汗への強さを直接示すものではないため、「UV耐水性があるから髪も一日中安心」とは判断しないようにしましょう。
髪が日焼けした後のケア方法

紫外線を長時間浴びた日は、その日のうちに髪と頭皮をケアしましょう。アフターケアによって受けた損傷が完全に元へ戻るわけではありませんが、乾燥や摩擦による追加ダメージを抑えられます。
最初に、ぬるま湯で髪と頭皮を十分にすすぎます。髪用の日焼け止めや整髪料を使用した日は、商品の表示に従い、シャンプーで丁寧に洗い流してください。
シャンプー後は、毛先を中心にトリートメントをなじませます。濡れた髪をタオルで強くこすらず、挟むように水分を取ることも大切です。その後、洗い流さないトリートメントを使用し、ドライヤーで根元から乾かしましょう。
頭皮に赤みやヒリつきがある場合は、刺激の強いスカルプケア、熱いお湯、強いマッサージを避けます。水ぶくれや強い痛み、広範囲の皮むけなどがある場合は、自己判断で化粧品を重ねず皮膚科を受診してください。
髪への日焼け止めに関するよくある質問

毎日、髪に日焼け止めを塗っても大丈夫?
髪への使用が認められている商品であれば、表示された使用方法に従って毎日の紫外線対策に取り入れられます。ただし、頭皮にかゆみや赤みが出た場合は使用を中止してください。使用した日はシャンプーで丁寧に洗い流しましょう。
ヘアオイルだけでも紫外線対策になる?
ヘアオイルは髪表面を整え、乾燥や摩擦を防ぐのに役立ちますが、すべての商品に紫外線防止機能があるわけではありません。紫外線対策を目的にする場合は、「UVカット」「紫外線から髪を守る」などの表示がある商品を選びましょう。
髪の日焼け止めは頭皮にも使える?
商品によって異なります。「髪用」とだけ記載されている商品を頭皮へ使用できるとは限りません。分け目や頭皮にも使いたい場合は、「髪・頭皮に使用可能」と表示された商品を選んでください。
髪の日焼け止めで白髪を予防できる?
紫外線対策は髪や頭皮を健やかに保つために重要ですが、日焼け止めを使えば白髪を確実に予防できるとはいえません。白髪には加齢や遺伝、生活習慣など複数の要因が関係します。
冬や曇りの日も髪の紫外線対策は必要?
紫外線は一年中降り注いでおり、薄い雲も通過します。短時間の外出なら帽子や日傘で対応する方法もありますが、屋外で長時間過ごす日は季節や天候にかかわらず対策すると安心です。
まとめ|髪に塗る日焼け止めは使用場面に合わせて選ぼう

日焼け止めを髪に塗ると、紫外線によるパサつきや切れ毛、ツヤの低下、ヘアカラーの退色を防ぎやすくなります。ただし、顔・体用のクリームやジェルを髪へ直接塗ると、ベタつきや白残り、頭皮への刺激につながる可能性があります。
髪が焼けないようにするためのポイントは、次のとおりです。
・「髪にも使える」と表示されたUVスプレーを選ぶ
・外出前に髪全体へムラなく使用する
・商品表示に従ってこまめに塗り直す
・帽子や日傘を組み合わせる
・濡れた髪のまま強い紫外線を浴びない
・帰宅後は日焼け止めを洗い流して保湿する
髪用の日焼け止めは、使用場面や好みに合わせて選ぶことが大切です。屋外レジャーならアネッサ、大容量なら紫外線予報、香りを楽しみたいならミーファ、さらさら感や頭皮への使用を重視するならサンカット、ノンガスミストならビオレUVが候補になります。
紫外線による髪の損傷は、受けてから補修するよりも浴びる前に防ぐことが重要です。顔や体へ日焼け止めを塗るタイミングで、髪と頭皮のUVケアも一緒に習慣化しましょう。🌿

