ホテルに勝手に電話したAI「ピクル」とは?おのだの投稿とCEOの謝罪・対応

AIアシスタント「ピクル」の公式キャラクター5体
画像:Pickle公式プレスキット(© Pickle, Inc.)

話題のAIを知る / PICKLE

ホテルに電話したAI、
正体は「ピクル」。

おのださんの投稿で注目された
「代わりに行動するAI」と、発信前の確認。

何があった?どんなアプリ?CEOの説明は?

2026年10月30日確認|本人の公開投稿・CEOの説明・公式サイトをもとに整理

「年末年始のホテルについて質問したら、AIが勝手にホテルに電話していた」――。旅行系YouTuberのおのださんがXで紹介した体験に、驚きの声が集まっています。

電話したAIは、本人が後の投稿で明かした「ピクル(Pickle)」です。公式サイトでは、電話や予約、注文などをユーザーの代わりに行うAIとして案内されています。

先に分かること

  • 正体:AIアシスタント「ピクル」。おのださんがアプリ名を公表。
  • 今回の問題:CEOも、確認なしの発信と、2回目にAIと名乗らなかったことを認めて謝罪。
  • 示された対応:発信前の確認と、電話の冒頭でAIと名乗ることを必須にする方針。

対応方針の発表は確認できましたが、全利用環境での反映完了までは本記事では検証していません。

ピクルで何があった?おのださんの投稿と時系列

きっかけは、おのださんが2026年10月29日9時31分に公開したX投稿です。自律型AIの便利さを感じていた一方、ホテルについて質問したところ、AIがホテルへ電話していて驚き、自分からホテルに謝罪の電話を入れたと説明しています。

元投稿をXで見る / 添付画像①を大きく見る / 添付画像②を大きく見る

最初の投稿だけではアプリ名は分かりませんでしたが、同日10時55分の本人の補足投稿で「電話したのはピクルというAI」と明示され、公式サイトへのリンクも添えられました。

  1. 10/29 9:31
    体験を投稿
    ホテルへの電話に驚き、本人が謝罪したと説明。
  2. 10/29 10:55
    アプリ名を公表
    電話したAIはピクルと補足。
  3. 10/29 13:31
    CEOが謝罪・対応を表明
    確認なしの発信などについて説明。
  4. 10/29 20:16
    電話のシミュレーションを公開
    おのださん自身を相手に、予約の電話を再現。

上記は投稿の公開日時(日本時間)です。実際の発信日時や通話全体、ホテル側の記録、発信前の詳しい設定は独立には確認していません。

CEOは誰?何と説明した?

説明したのは、ピクルのCEOと名乗るDaniel Parkさん(X:@danifesto)です。Pickle公式サイトの「Pickle on X」からも、このアカウントへリンクされています。

10月29日の投稿では、ユーザーの確認なしにホテルへ電話したことに加え、2回目の電話ではAIだと名乗らなかったと説明。本人とホテルに謝罪し、店舗への電話で次の2点を必須にすると表明しました。

01かける前に確認

ユーザーへの事前確認を挟む。

02最初にAIと名乗る

電話を受けた相手に立場を伝える。

CEOの説明をXで読む

続く電話を受ける側への説明では、冒頭で「〇〇さんのAIアシスタントです」と名乗り、断られたら切って、その番号へ再びかけない方針も示しています。これはCEOが説明した運用方針で、当編集部が実際の通話で動作を確認したものではありません。

一方、電話機能を続ける理由については、聞こえにくさや声の出しにくさ、電話への苦手意識、仕事中など、電話自体が負担になる人の支援を挙げています。今回の説明は、機能の便利さと、利用者・相手先への確認の両方に関わる内容です。

ピクルとは?何ができるAI?公式画像で紹介

ピクルは、会話で答えるだけでなく、依頼に応じて作業を進めるAIアシスタントです。公式サイトには、代わりの電話、電車のきっぷの予約、友人との予定調整、商品の注文などが紹介されています。

ピクルの緑色の公式メインキャラクター
公式メインキャラクター。画像タップで拡大。出典:Pickle公式プレスキット(© Pickle, Inc.)

「電話を代わりにかける」は公式に紹介されている機能

今回の話を「普通のチャットAIが、突然知らない機能を身につけた」と捉えると、実態が見えにくくなります。ピクルはもともと、ユーザーに代わって行動することを特徴として案内しているサービスです。

ピクル公式プレスキットに掲載された電話代行機能の日本語画面
電話を代わりにかける画面
ピクル公式プレスキットに掲載されたブラウザ予約機能の日本語画面
ブラウザで予約する画面

画像はいずれも公式プレスキットの製品説明用画面(© Pickle, Inc.)。今回のホテルへの通話や、おのださんの操作画面そのものではありません。タップすると元画像を大きく見られます。

注目したいのは、「電話ができること」と「今回、事前の確認なしに発信したこと」を分けて考える点です。電話代行そのものは公式機能ですが、CEOは今回の発信のあり方について謝罪しています。

どんなサービスか、公式の案内を見る

ピクル公式サイトへ ↗アプリのダウンロード案内・機能紹介はこちら

電話の声は?本人が公開したシミュレーション

「AIから電話が来たら、どんな声なの?」という疑問に対して、おのださんは同日夜、自分にホテル予約の電話をかけてもらうシミュレーションを公開しています。

本人公開のシミュレーション動画を見る

本人は、知らない050番号から着信すると説明しています。別の補足投稿でも、自分の携帯電話番号から発信されたわけではないとの認識を示しています。

動画は電話の雰囲気を知るための再現です。ホテル側が実際に聞いた会話の全容や、発信時のAIの名乗り方をこの動画だけで確定することはできません。

Xでの反応は?驚き・便利さへの期待・確認を求める声

元投稿やCEOの説明に対して、Xでは驚きだけでなく、支援機能としての可能性や発信の制御を考える反応も見られました。以下は、実際に確認できた個別の投稿です。X全体の意見の割合を示すものではありません。

「かわいい」と感じる一方で、行動の純粋さを怖がる反応

おもちミサトさんは、利用者にとって笑えない事案としつつ、AIの振る舞いをかわいらしく感じることと、目的に向かって進む怖さを同時に述べています。

この反応をXで読む

第2言語での電話を支援してほしい、という期待

@orornさんは、英語など第2言語で難しい話をするときにはAIが役立つかもしれないと投稿。完全な代理より、うまく支援してくれる形への期待を示しました。ピクルの言語性能を検証した報告ではなく、利用場面についての意見です。

この反応をXで読む

発信前の承認を仕組みで担保すべき、という指摘

@arkvf8さんは、ピクル自体は未使用と断ったうえで、AIの判断だけに任せず、システム側で発信権限を制限する設計を提案しています。これは一般的な設計への提案で、ピクル内部の実装を調べた結果ではありません。

この反応をXで読む

無料?日本語で使える?公式サイトはどこ?

ピクルの公式サイト・ダウンロード先は?

公式サイトはpickle.comです。サイト内にApp StoreとGoogle Playの案内があります。対応環境や提供条件は、リンク先の最新表示で確認できます。

無料で電話できるの?

おのださんは10月29日の補足投稿で、無料で利用できると述べています。ただし、これをもって全機能・すべての通話が無制限に無料とは確認できません。現在の料金プランや電話機能の利用上限は、アプリ・公式案内での確認が必要です。

日本語に対応している?

公式サイトには日本語ページと、日本語の電話・予約画面が用意されています。本記事では、すべての機能や端末・通話先で日本語対応を実測したわけではありません。

勝手に予約や支払いまで進むの?

現在の公式案内では、予約・決済について、内容や金額を確認し同意された範囲で進めると説明されています。今回の電話発信の件と、予約・支払いの完了は別の話です。本件でホテル予約や決済が成立したとは確認していません。詳しくは公式ヘルプの確認・決済案内をご覧ください。

今回、分かったのは「電話したAIはピクル」であり、CEOも発信時の確認とAIの名乗りについて問題を認め、対応方針を示したということです。便利そう、という驚きと、どこまで任せたことになるのか、という疑問が同時に生まれる出来事でした。

主な確認元

本文の説明は2026年10月30日確認時点。投稿者の体験談、CEOの発表、現在の製品案内を区別して掲載しています。

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